ローマ市内観光3日め

 今日も朝からいい天気。朝食を済ませていざ出かけようとして、気付いた。デジカメの電池の充電をしていなかった…(汗)。今日は朝から張り切ってバティカン市国、午後は見られるだけの教会等を回ろうと思っていたのに、思わぬ時間のロスをすることになってしまった。悔しいけれど仕方ないので、充電が終わるのを待ってから出かけることにした。

今朝もホテルのレストランで朝食

 今日はサン・ピエトロ寺院から観光を始めることにしていた。なぜなら、ガイドブックに「ヴァティカン博物館の休館日が狙い目」との情報を見つけたからだ。そう、今日はヴァティカン博物館の休館日。きっと空いているに違いない、と思いきや…とてつもなく混んでいるではないか! 「ガイドブックの嘘つき〜!」と思ってからふと気づいた。今日はイタリアの祝日。そのため、寺院では儀式が行われているらしい。しかし、中に入ることはできるようで、入り口(セキュリティチェックがある)付近に行列ができていたので、行列に加わることにした。空港のセキュリティチェックと同じく、手荷物の検査と金属感知器を通り、やっと寺院に入ることができた。しかし! 入ってものの5分も経たないうちに儀式が終わり、外に追い出されてしまった。まだミケランジェロの「ピエタ」も見てないのに〜!(涙) 寺院の外に出てみると、一段と人が増えていて、サン・ピエトロ広場は溢れんばかりの人人人…。それもそのはず、寺院に向かって右側にあるヴァティカン宮殿の上の方の階の窓にはなんとローマ法王のお姿が! カメラのズームを最大にしてもお顔までは拝見することができなかったが、貴重な体験をすることができた。
 
 しばらくすると、セキュリティチェックの周辺に人だかりができ始めた。どうやら寺院内に再入場できそうな様子。少し待ってみたが、動き出す気配がないので、先にサンタンジェロ城を見に行くことにした。

「ヴァティカン博物館の休館日が狙い目」のはずのサン・ピエトロ寺院ですが… この激混みぶり!
噂通りのスイス衛兵の姿発見!
「カール大帝騎馬像」
サン・ピエトロ広場には溢れんばかりの人 それもそのはず、なんと、ローマ法王のお姿が!!(これでもカメラのズーム最大)
サン・ピエトロ(聖ペテロ)が逆さ十字に掛けられた場所に立つオベリスクは、1世紀にエジプトから運ばれたもの

 サンタンジェロ城は2世紀の初めにハドリアヌス帝が、自らとその後のローマ皇帝の霊廟として造らせたもの。その後改築され、要塞としての役割を果たすようになった。しかしローマでペストが猛威を振るった590年に、法王グレゴリウスの行列がこの近くにさしかかったところ、大天使ミカエルが空に現れてペストの終息を告げた。やがてそれが現実となったことに感謝し、廟の上に礼拝堂を建て、最上部には剣を鞘に収める天使像が設置されたのだそうだ。内部は博物館になっており、1753年まで城の最上部に立っていた天使の像やかつては兵器として使われた大理石の玉などの武器が展示されている。また、牢獄として使われていた回廊の内側の部屋なども残されている。

コンチリアツィオーネ通り サンタンジェロ城が見えてきました
サンタンジェロ橋から見たサンタンジェロ城 サンタンジェロ城のチケット
テラスから見たサンタンジェロ橋
最上部の剣を鞘に収める天使像

 再びサン・ピエトロ寺院に戻ってきた。このサン・ピエトロ寺院はカトリック教会の総本山。ファサードには9つのバルコニーがあり、コンクラーベで新しい法王が決まった際には中央のバルコニーで発表されることになっている。また上部には11使徒の像が並び、入り口の左右にはカール大帝とコンスタンティヌス帝の騎馬像が設置されている。そして内部にはミケランジェロ作の「ピエタ」、ベルニーニ作のブロンズの天蓋、「ウルバヌス8世の墓」など、見どころが多い。ブロンズの天蓋の真下には聖ペテロの墓があり、この教会の中で最も神聖な場所とされているそうだ。また、寺院の前のサン・ピエトロ広場を設計したのはバロックの巨匠ベルニーニで、12年間かけて完成したとのこと。

 今度こそゆっくり見られると思ったのも束の間、なにやらまたも外に出るように言われ、結局半分ほどしか内部を見ることができなかった。今度バティカンを訪れる時には祝祭日は絶対にはずそう、と思った。

サン・ピエトロ寺院に再入場しました ジョット作「小舟のモザイク」 聖年の初めと終わりに法王の手で開けられる聖なる扉
フィラーテ作「ブロンズの扉」 ミケランジェロ作「ピエタ」 クリスティーナの墓
聖セバスティアーノの礼拝堂 マティルダの墓 聖ペテロの像
ベルニーニ作「ブロンズの天蓋」 主祭壇 「聖ロンジーノの像」
「聖エレナの像」 カノーヴァ作「クレメンス13世の墓」
ベルニーニ作「聖ペテロの椅子」 今度もまた途中で追い出されてしまった…(涙)やっぱり祝日に行ってはいけませんね… ファサード上部の11使徒の像

 サン・ピエトロ寺院の見学が不完全燃焼だったので、サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂まで足を延ばしてみた(確か地下鉄で移動したはず)。この大聖堂は356年の夏、法王リベリウスが「数日のうちに雪が降る地に聖堂を建てよ」という聖母のお告げを聞き、真夏の雪の奇跡が起きたこの場所に聖母マリアに捧げるこの聖堂を建てたのだそうだ。現在も毎年8月5日に礼拝堂の天井から白い花びらを撒き、「真夏の雪」を再現しているとのこと(見てみたい!!)。
サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂(裏側) サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂
システィーナ礼拝堂 「マリアの戴冠」のモザイク
フェルナンド・フーガ作の天蓋で覆われた主祭壇 この祭壇の下にはベツレヘムでキリスト誕生の際に使われたかいば桶の木片が収められているのだそうです

 サンタ・マリア・マッジョーレ寺院からは徒歩で、まずはミケランジェロが設計した、サンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会へ向かった。外観はまるで破壊されたかのように見えるが、ミケランジェロが古代文明に大きな影響を受け、当時の様式を重視して設計したのだという。内部ではサン・ピエトロ寺院から移設された祭壇画「シモン・マグーマの堕落」「聖バジリオのミサ」「天使のマドンナ」を見ることができる。

 そしてこの日最後に向かったのは、サンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会。17世紀初めに造られたこの教会の中のコルナーロ礼拝堂のベルニーニ作「聖女テレサの法悦」は彼の最盛期の作品だそうだ(これも「天使と悪魔」に出てきました)。

ミケランジェロが設計したサンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会
サンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会 ベルニーニ作「聖女テレサの法悦」

 旅行中最後の夕食はホテル・インペリアルのレストランで。結局、夜道を歩くのが怖くて、3日連続でホテルの近くで夕食を済ませることになってしまった。でも、このレストランのスタッフはとても感じがよく、笑顔で応対してくれたので気持ちよく食事をすることができた。とにかく野菜が食べたかったのでトマトとモッツァレラのサラダを頼んだのだが、トマトが緑色で味がない。うーーん…なんだかどこで食べてもサラダの類はおいしくないのはなぜなんだろう?? 今日のメインはパスタ。実は私は旅行中、いつもメモ帳とボールペンを持ち歩いているのだが、どうやらどこかでペンを落としてしまったらしい。そんなわけで、パスタの正式名は不明。トマトソースのごくごくオーソドックスなもの。これで十分お腹はいっぱいだったが、スタッフの笑顔につられてジェラートまで食べてしまった。もちろん、チップをはずんだことは言うまでもない。

夕食はホテル・インペリアルのレストランで 担当してくれたスタッフはとても気持ちのいい応対をしてくれました グラスワインをお願いしました
トマトとモッツァレラのサラダ
スパゲッティのトマトソースなんですが…正式な名称失念…(実は持ち歩いていたボールペンをなくしてしまったため、メモできなかった) ジェラート



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