ルクセンブルクへ
今日はルクセンブルクへの移動日。今回の旅程中、最も長距離の移動になる。どうせヨーロッパを鉄道で旅するなら話の種になりそうな(旅行記のネタになりそうな、とも言う)電車に乗りたい、というわけで、まずはやっぱりタリスでしょう! タリスのチケットは日本の代理店で予約しておいたのだが、ベネルクス・ツアーレールパスの割引でかなり安く買うことができた。
ほとんど毎日同じ朝食 たまにはゆで卵など…
チケットは既に手元にあるし、駅までは歩いて10分くらいだし、慌てる必要はないにもかかわらず、心配性の私は電車の出る時刻の40分くらい前にはロッテルダム中央駅に来ていた。適当な時間にホームへ移動し、列車の到着を待つ。表示があるわけではないので、どの辺に自分の乗る車両が停車するのかわからない。とにかく、電車が来たらその車両に走るしかないのかな…?目ざとく自分の乗る車両を見つけて、指定されていた席についた。電車が動き出すとまもなく、車掌さん(?)が飲み物の注文を聞きに来た。ソフトドリンク1杯と小さなパン、スナック菓子がサービスなのだそうだ。去年氷河急行に乗った時にも感じたのだが、1等車の乗客は年齢層が比較的高く、1人か2人くらいで乗っている人が多いせいか、静かで快適だ。
ロッテルダム中央駅前 駅前が工事中のため、臨時の建物で営業している交通案内所(RET) 駅構内のインフォメーションカウンター 自動券売機 チケット売り場 駅の中にあるスーパー コインロッカーもあります 観光案内所 10時54分発のタリスに乗ります まずはブリュッセルまで約1時間半の旅です 電車がやってきました 1等車の車内 ソフトドリンクと小さなパンは料金に含まれてます このスナックもサービス ブリュッセル南駅に到着
ルクセンブルク行きのインターシティに乗り換え、荷物を置くスペースがないので車両の連結部近くの広くなっているところにスーツケースを置いて席に座った。向かい合わせになっている席にPCなどが入っている大きいバッグを置いて座っていると、同じ車両に乗り合わせていた男性が声をかけてきた。「あなたが座っているこの出口付近の席は危険ですよ。席を移動しなさい。実は先日、車内で1人で泣いている女性を見かけたんです。どうしたのか声をかけてみると、電車が駅で停車した時にパスポートや現金がすべて入っていたバッグを奪われて、男は電車を降りて逃げてしまった、と言うんです。この席は狙われやすいですよ。」びっくりしてその男性にお礼を言い、すぐに席を移動した。しかしその男性は更に続けて言った。「今、ヨーロッパにはいろいろな国の人が入ってきていて、治安は悪化しています。私はいつも護身用の催涙スプレーを持ち歩いてるんですよ。妻にも同じものを持たせてます。」とポケットから催涙スプレーを取り出して見せてくれた。「できればこういうものを持ち歩いた方がいいけれど、ヘアスプレーでも相手の目のあたりを狙えば効果はありますよ。それから、財布やパスポート、クレジットカード類は肌身離さず持っていること。バッグなども置いたままにしてその場を離れないこと。これだけは忘れないでください。」そう言った後、「あなたのスーツケースも近くに置いておいた方がいいですね。」と、私のスーツケースを持ってきて、開いている席のところに置いてくれた。そしてその男性はにっこり笑って「万一何か困ったことがあったらここに電話してください。私はブルージュ在住の医師です。実は仏教徒なので、日本人にはとても親しみを感じているんですよ。」と名刺を渡してくれた。
そんな話を聞いてしまったので、車内ではずっと緊張していた。電車が駅に停車するたびに荷物をぎゅっと抱え、周囲に注意していた。ルクセンブルクまでの3時間がものすごく長く感じられた。
13時36分発のルクセンブルク行きに乗り換えます 1等車の車内 ブリュッセル駅構内で買ったパンが昼食です(EUR2.9・約418円) ルクセンブルク中央駅に到着 ブリュッセルからここまでちょうど3時間でした 駅構内の観光案内所 駅からはタクシーでホテルに向かいます。ホテルまでEUR8.05(約1161円)でした
ルクセンブルク中央駅は小ぢんまりとした駅だった。駅を出るとすぐにタクシー乗り場があったので、タクシーでホテルへ向かう。今日から2泊するのはルクセンブルク市内で最高級といわれる「ル・ロワイヤル」だ。かなり期待していたのだが、ホテルの造りや部屋の雰囲気は割と普通の印象。でも、フロントのスタッフやベルボーイの対応はとても品があって、感じがよかった。
「ル・ロワイヤル」に泊まります クローゼット クローゼットを開けるとレモングラスの香りが… バスローブが備え付け ツインルームです この引き出し、ちょっと開けにくいです…(笑) ミニバー 高速通信が可能です。ちなみに、モジュラーは日本のものと形が違います バスルーム 体重計とスリッパも備え付け アメニティ
夕食はホテル内のレストラン「ル・ジャルダン」で食べることにした。ルクセンブルク市内一を誇るホテルの、フランス料理のレストラン、ということだったので、ワンピースに着替えて行ったのだが、予想に反してカジュアルなレストランだった。まずはリースリングを注文し、「ルクセンブルク スペシャリティー」と言う名前のついた料理を注文した。ルクセンブルクはフランス語圏なので、料理もフランス料理の影響を受けているのだそうだ。たっぷりの野菜サラダとフライドポテトが添えられているあたりはベネルクスならではなのだろうが、メインの料理はさすがにおいしかった。
夕食はホテルのレストラン「ル・ジャルダン」で まずはリースリングを 「ルクセンブルク スペシャリティー」 チキンとマッシュルームのパイ詰め EUR14.25(約2055円)とホテルのレストランにしては良心的な値段でした 野菜もたっぷり エレベーターホール