ザーンセ・スカンス、ユトレヒト観光

 今日は午前中は風車を見にザーンセ・スカンスへ、午後はユトレヒトへ行く、ちょっとハードスケジュールな日。昨日も朝早くから1日よく歩き回ったうえ、寝たのも0時過ぎ。にもかかわらず頑張って5時40分には起きて身支度を整えた。朝食は今朝もホテルのレストランで。昨日の女性スタッフが入り口のところにいて、こちらが何も言わないうちにいきなり名前を呼んで挨拶してくれた。そして「禁煙席でよろしかったですよね?」と禁煙席に案内してくれた。そういえば、昨日の朝、私のすぐ後に入ってきたお客さんの名前を呼んで挨拶しているのが聞こえてきて、「どこかの偉い人か、馴染みの客なのかな?」と思っていたのだが、どうやらゲストの顔と名前をすべて記憶しているようだ。…素晴らしい…!!

今朝もホテルのレストランで朝食 このクミン入りのチーズがやみつきに…

 アムステルダム中央駅へはトラムで移動。昨日買ったダーフカールトがまだ使えるのだ(買った時刻から24時間有効)。駅に着いてまずは自動券売機でチケットを買う方法を試みた。しかし、表示が全てオランダ語のため、さっぱりわからない。仕方ないので券売機の使用を諦め、カウンターでチケットを買うことにした(カウンターで買うと手数料を取られる)。ザーンセ・スカンスの最寄り駅であるコーフ・ザーンダイクまでの往復チケットを買い、駅構内の時刻表で乗る電車を確認する。ガイドブックには「アルクマール行きの各駅停車(Stoptrain)」と書いてあったのだが、どうもよくわからない。よく見るとUitgeest行きのSprinterとやらがコーフ・ザーンダイクに停車するような感じだ。とりあえず、発車時刻が迫っていたので急いでホームに行くとまもなく電車がやってきた。この電車でいいのか?と焦って周りを見回すと、運良くオランダ国鉄のマークの入った制服姿の人発見! 駆け寄って「この電車はコーフ・ザーンダイクに止まりますか?」と聞くと「止まりますよ」。よかった。これでなんとかザーンセ・スカンスに辿り着ける!

東京駅のモデルになったといわれるアムステルダム中央駅 自動券売機 表示がオランダ語なのでさっぱりわかりません…
こちらのカウンターでチケットを買いました 手数料がEUR0.5(約72円)かかりますが… 近距離でも往復割引があります コーフ・ザーンダイクまで往復でEUR4.4(634円)
時刻表で行き先とホームを確認しますが…
ガイドブックでは「アルクマール行きの各駅停車(Stoptrain)」と書いてあったんですが、Uitgeest行きのSprinterでした
この電車に乗ります いかにもヨーロッパの駅、という感じ
2等車の車内

 コーフ・ザーンダイクへはあっという間に到着。電車を降りて表示にしたがって歩いて行くとまもなく風車が1基見えてきた。その風車を通り過ぎると更に4基の風車。これを見てやっと、「オランダに来てるんだ!」と実感。ザーンセ・スカンスに入るとグリーンの壁の家が並んでいて、まるで絵本の中に飛び込んでしまったかのよう。さっきまで雲が多く、なんとなくどんよりした空の色だったのだが、この頃から急速に天気が回復してきて、日差しがまぶしい。

コーフ・ザーンダイクに到着 ホームから階段を下りるとこの表示 左のザーンセ・スカンスと書いてある方に進みます
駅前の案内板 駅前の道をまっすぐ進み、つきあたりを左に曲がると この橋があります ちょうどはね橋が上がっているところでした ついに風車が見えてきました!

 まずはチーズ工房へ向かった。ここではチーズ作りの実演と販売をしているのだそうだ。私が中に入った時にはチーズについての説明が行われているところだった。説明を聞き終えてから売店の方へ行った。どれも試食ができるので片っ端から味見。できれば全種類買って帰りたいところだが、私の今回の旅行は残り10日以上ある。残念だけど、それまでに賞味期限がきてしまうのだ。オランダに来てチーズが買えないなんて!!とちょっと悲しい気持ちでチーズ工房をあとにした。

マスタードを作る風車
チーズ工房 チーズができるまでの工程を説明してくれます(英語)
チーズにはできたてのものと時間をおいたものがあって、かなり古いものになると叩いてもへこまないほど硬くなります

 次に向かったのは「デ・カット(猫の風車)」。これは1782年に造られた、世界で唯一現存しているという染料製造用の風車だそうだ。2.5ユーロ払って中に入ると、「どこから来たんですか?」と聞かれた。何のこと?と思いつつ「日本からです」と答えると、日本語のパンフレットをくれた。…なんだ、そういうことだったのね(笑)。狭くて急な階段を昇って風車の上の方に行ってみた。よせばいいのに、ちょっと外に出てみてやっぱり後悔。…板の隙間から下が見えます…(汗)まったく、学習能力のない私(今までの旅行記にも何度か書いていますが私は極度の高所恐怖症です)。カタカタ震える足で踏ん張りつつ、やっと階段を降りた。続いて1676年に造られた搾油用風車「デ・ズッカー」にも行ってみたが、こちらは上に登らなかったことは言うまでもない。

「デ・カット(猫の風車)」は内部を見学できます(EUR2.5・約361円)
1782年に製造された染料製造用風車だそうです 風車の上に上ってみましたが…怖い…(汗)
風車を動かしている歯車の動画です。画像をクリックするとスタートします(802KB) まわる「猫の風車」の動画です。画像をクリックするとスタートします(724KB) 「デ・ズッカー」は1676年製造の搾油用風車
重さ2500Kgの碾臼
種子をひいて油を絞ります
木靴工房 サイズごとに並べられています

 時刻は昼近くになっていたが、あまりお腹も空いていなかったのでユトレヒトまで移動することにする。帰りはユトレヒト行きの電車だった。乗り越しというのが可能なのかわからなかったので、馬鹿正直にアムステルダムで一度電車を降り、今度はユトレヒトまでの往復切符を買い、再び電車に乗り込んだ。幸い、今乗っていた電車のすぐ後のインターシティーに乗ることができた。

アムステルダムから今度はインターシティでユトレヒトへ向かいます
往復でEUR11.4(約1644円) ユトレヒト中央駅に到着
スナックの自動販売機

 ユトレヒトに着いて真っ先に向かったのは「アウダーン」というカフェ(2階より上はフランス料理店)。運河を眺めながら地ビールが飲める、との謳い文句に魅せられたのだ。ここで食べたクロケット(クリームコロッケのようなもの)は感動モノのおいしさ。もう少し日差しが弱ければビールのお替りを頼みたかったところだけど、あまりの暑さに食事が終わるとすぐに退散した。

運河 ユトレヒト条約が結ばれた建物を利用したレストラン「アウダーン」で昼食
ホワイトビールはEUR2.6(約375円) クロケットはEUR6.75(約973円) ウマイ〜〜!

 運河沿いに歩いてランドマークのドムタワー(ドム教会の鐘楼)を目指して歩く。ドム教会はゴシック建築としてはオランダ最古の教会で、ドムタワーは60年余りかけて造られた高さ112mのゴシック建築の塔。塔へは1時間毎のガイドツアーで登れるとのことだが、このあと中央博物館に行きたかったので、これは断念。ドム教会の内部だけ見学して、中央博物館へ向かった。中央博物館にはミッフィーの生みの親、ディック・ブルーナ(ユトレヒト在住)の展示もある。やはり…オランダといって思い出すもののひとつにミッフィーの存在があることは否定できない。しかし…やはり今日のスケジュールはハードすぎた。中央博物館の展示を見てまわっているうちに疲労がピークに達し、思考回路が麻痺してくるのを感じた。これはもうダメだと観念し、心残りはたくさんあるけれどユトレヒトの街をあとにし、ホテルに帰ることにした。

ドムタワー ドム教会はオランダで最初のゴシック様式の教会
ユトレヒト市中央博物館にはミッフィーの生みの親、ディック・ブルーナのコーナーもあります
チケットはEUR8(約1154円)

 疲れ果てていたはずなのに、電車の中でうとうとしていたら、アムステルダムに着く頃にはやや元気を回復していた。そこで、昨日よく見れなかったマヘレのはね橋を見ていこう、と思い立ち、駅前の交通案内所でストリッペンカールト(回数券のようなもの・EUR6.5)を買い、トラムに乗った。ここまで来たら一度ホテルに戻って改めて夕食のために出直すのが億劫になってしまったので、ダム広場へ戻り、マグナ・プラザを見て回り、少しお腹が空いてきたところでインドネシア料理のお店「プリ・マス」へ向かった。

アムステルダムに戻ります 2階建ての車両でした
マヘレのはね橋
マグナ・プラザ

 「Selamat malam!」とお店の人に声をかけると、一瞬びっくりしたような顔をした後、笑顔で「Selamat malam!」と返してくれた。お店の雰囲気はインドネシア風というわけでもないが、メニューを見るとビンタンがあるではないか! 迷わずビンタンを注文。…ああ〜〜久しぶりのこの味♪ 料理の方はさんざん迷ってソトアヤムとイカンバカールを注文した。ソトアヤムはおいしかったけれど、イカンバカールの方は…白身魚の八丁味噌煮?という感じで味が濃すぎて半分くらいしか食べれなかった。

夕食はインドネシア料理店「プリ・マス」で ビンタンEUR3.5(約505円)
ソト・アヤムはEUR5.0(約721円) イカンバカールはEUR16.0(約2307円)
ソースが濃すぎてイマイチでした…

 明日はロッテルダムへの移動日。今日はなんだかんだと無理をしてしまったので、しっかり寝ておかないと。




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