ついに最終日の朝を迎えてしまった。今日は楽しみにしていたサンデーブランチ。そう、実はこのために「セントレジス」滞在を決めたのだ。ゆっくり起きて、しっかりお腹を空かせてから、と思っていたのに、このホテルの場合、宿泊代に朝食の料金は込みになっているのだそうだ。欲張りな私、それを知ってしまったからには朝食をとらずにいられない。少しだけ、と心に決めて「ボネカ」へ向かった。

 私の姿を見つけたスタッフが、「ブランチの予約をしていらっしゃいましたよね? 大丈夫ですか?」と声をかけてきた。「大丈夫です、お腹を空かせて来ます」と答えたのだが、「『ボネカ』の朝食とブランチのメニューはほぼ同じなので、それでしたら、『カユプティ』のブランチはいかがですか?」と提案してくれた。すぐに調べてみると、なるほど、「ボネカ」のサンデーブランチの内容は今食べている朝食とあまり変わらない。そして「カユプティ」のブランチは「ボネカ」より値段が高い分、より一層高級感がある。そこで「カユプティ」のブランチへの変更をスタッフにお願いしたところ、あとで部屋に連絡をくれるとのこと。予約が取れるといいな。

フロントのある棟の1階
「ボネカ」に向かいます
朝食はブッフェスタイルです ハム
キムチがあります カレーとナン 中華風チキンスープ
点心 フライドチキン キッシュ
ラタトゥイユ 茶碗蒸し コロッケ
キャビア エッグヌーベル シリアル
牛乳 パン
デニッシュやパイ チーズとドライフルーツなど ジャー入りのムース
フルーツ チョコレートファウンテン
少し、のはずが… ロブスターのオムレツ キャビア
ナシチャンプル ブラッディメアリー オレンジジュース
食後のクレープ

 朝食を終えて部屋でくつろいでいると、「カユプティ」の予約が取れたとの連絡入った。11時に「カユプティ」へ。まずはバーへ案内され、12時のブランチ開始までシャンパンを始め、カクテルなどのフリーフロー。まずはシャンパンで乾杯。スタッフは全てのお客さんに目を配っていて、グラスが空くとさりげなく、「お飲み物はいかがされますか?」と声をかけてくれる。シャンパンを3杯ほどいただいた後は、昨日味を占めてしまったブラッディメアリーをお願いした。「キングコールバー」のものの方が濃厚な味だが、これはこれでおいしい。

 ブラッディメアリーを飲み終わらないうちにブランチの時間になった。スタッフがダイニングのテーブルに案内してくれる。飲みかけのブラッディメアリーもテーブルに持ってきてくれた。「カユプティ」のブランチは、特に注文しなくても全員にサーブされるもの、スタッフが各テーブルをまわって料理をとりわけてくれるもの、メニューから注文するものに分かれている。まずはアミューズ。キャビア5g缶丸ごとをパンケーキの上に乗せていただく。次に生ハムやテリーヌのお皿、そして3種類のスープがサーブされた。アラカルトの中からは牡蠣とフォアグラ、ロブスター、北京ダックを注文。どれも少量なので、いろいろな料理を楽しむことができる。…とはいえ、そろそろお腹が限界。次々とおいしそうな料理を勧められるが、涙を飲んで断った。それでも甘いものは別腹。最後にストロベリームースで終了。とても贅沢なブランチ(正確にはランチだったのだが)だった。

「カユプティ」のサンデーブランチへ! まずはバーでフリーフロー
シャンパンをお願いしました 一口サイズのオードブル
ブラッディメアリー テーブルに案内されました
いよいよブランチの始まり! キャビア
アミューズ フォアグラ入りのココット 生ハム
テリーヌ これ、パンにつけていただくんだそうです
3種類のスープ 北京ダックとコンソメスープ 牡蠣のフライとニンジンとヨーグルトのガスパッチョ
シーフードサテとロブスターのビスク 牡蠣の3種盛り フォアグラ
蟹のロール 北京ダック 白身魚をとり分けてもらいました
ロブスターのグラタン ジャパニーズ ベントー ボックス(お造りとお寿司の盛り合わせ)
チーズもおいしそうだったんですが…もう無理(涙) 最後に苺のムースをいただきました

 今朝のうちにレイトチェックアウトをお願いしておいたので、部屋に戻ってもう一度シャワーを浴びてからパッキング。16時にチェックアウトして空港に向かった。渋滞を心配していたのだが、幸いほとんど渋滞はなく、17時前にはチェックインの手続きを済ませることができた。出発まではラウンジで休憩。さすがに食べ物は全く入らないので、ミネラルウォーターを飲みながら搭乗時刻を待つ。

ングラ・ライ空港のガルーダインドネシア航空のラウンジ
軽食が用意されていますが…お腹がいっぱいで何も入りません

 搭乗時刻5分前くらいに搭乗口へ向かった。しばらく並んでいると、なぜか搭乗口のモニターの「GA417便 ジャカルタ行き」の表示が消えた。搭乗時刻になったが、ゲートが開く気配はない。しばらくして、「ゲートが変更になりました」とのアナウンス。…なんだか嫌な予感がする。変更後の搭乗口の前で待つが、やはりゲートは開かない。ますます嫌な予感。10分くらい経った頃、ついに恐れていた光景が目に飛び込んできた。目の前の飛行機からぞろぞろと人が降りてくるのである。つまり、私が乗る飛行機は今到着したところなのだ! これは間違いなくディレイだ。それも、2〜30分の遅れどころでは済まない。たまらず、係員に「出発時刻は何時ですか?」と聞くと、私の搭乗券の本来の搭乗時刻を二重線で消し、「18:40」と書き込んだ。50分のディレイだ!! ヤバい。ジャカルタでの乗り継ぎは大丈夫か? 万一、乗り遅れたら?? 携帯を取り出し、JALに電話してみる。しかし、あらゆる窓口が日本時間19時で営業を終了していて繋がらない。JL726便は21時55分発なので、遅くとも21時10分までにはチェックインを済ませなければならない。元々の乗り継ぎ時間が2時間半あったので、1時間くらいまでのディレイなら何とかなるだろう。…祈るような気持ちでゲートが開くのを待つ。予定より少々早い18時35分にゲートが開いた。しかし、なかなかドアクローズにならない。再び不安が押し寄せてくる。結局飛行機が飛び立ったのは19時半。ジャカルタ到着は19時55分頃(時差1時間)だという。これなら間に合う。とはいえ、緊張のあまり機内食も喉を通らなかった。

ようやく飛行機に乗ることができました 機内食 白身魚
ガドガド プリン

 19時55分、着陸。荷物もすぐに出てきて、20時25分にはチェックイン終了。ようやく緊張から解放され、ラウンジでビールで乾杯。こんなスリルを味わうくらいなら、次回からはもう1便早い飛行機にした方がいいかなぁ…。(現在はジャカルタ空港のガルーダの国内線ターミナルが変更になり、この乗り継ぎは完全に不可能になりました)

サラダ ジャムのサンドウィッチ
ジュース
ビールをお願いしました

 JL726便は往路とはうって変わって、ビジネスクラスのシートはほぼ埋まっていた。眠くなかったので、映画を見ていた。2本目に入ったところでようやく眠気を感じたが、うとうとする間もなく朝食の準備が始まってしまった。結局朝食後に1時間くらい眠っただけで成田に到着。

<機内食のメニュー>

 軽食


  寿司盛り合わせ

 お好きなときに

  ちゃんぽんですかい
  うどんですかい
  そばですかい

 和朝食

  蛸酢 果物 茶碗蒸し オクラ胡麻和え 金平牛蒡・炙りサーモン・玉子焼き・牛肉の八幡巻き・ツナとゴーヤの和え物・海老と帆立の煮物

  台の物
   鶏の照焼きと銀鱈幽庵焼き
  
   炊きたてのご飯  香の物
  
   味噌汁

 洋朝食

  アペタイザー

   アーティチョークムースとチキンハムのサラダ

  メインディッシュ

   チキンパテとフライドエッグの中華風蒸しパン バーベキューソース

  フレッシュフルーツ

  メロンとギリシャ風ヨーグルトのムース グラノーラ添え

寿司盛り合わせ 白ワインをいただきました
白ワインを飲みながら映画を見ていました 朝食 チキンパテとフライドエッグの中華風蒸しパン バーベキューソース
アーティチョークムースとチキンハムのサラダ・メロンとギリシャ風ヨーグルトのムース グラノーラ添え フレッシュフルーツ

 今回は今まで泊まったことのなかったサヌールのホテルに泊まったり、ずっと行きたいと思っていた「アヤナ」のロックバーに行ったり、久しぶりに伝統芸能を見ながらのディナーを楽しんだり、なかなか盛りだくさんの内容だった。絶対に一生泊まれないと思っていた「セントレジス」のヴィラにも宿泊できて、最高の休日を過ごすことができた。

 この旅行の前に買った「トラベラーノート」の革製の表紙は既に傷だらけ。傷の数だけこれからもたくさんの思い出を増やしていこう。

お土産編
ヘアクリップ 髪留め 「クイーン・ローズ・ヴィラ&スパ」からのプレゼントの石鹸
「Inti Bali」 石鹸 下から時計回りにローズ×ローズ(Rp.50000・約427円)、フルーツヨーグルト(Rp.35000・約299円)、オレンジスカッシュ(Rp.45000・約385円)、ラベンダー&ティートゥリー(Rp.50000・約427円)、ノニ(Rp.50000・約427円) 「Inti Bali」 チョコレートソープ(Rp.80000・約684円) 「Inti Bali」 エッセンシャルオイル 右 サマーフレッシュ(Rp.85000・約726円) 左 ローズ×ローズ(Rp.120000・約1026円)
「UTAMA SPICE」 ボディミスト(Rp.66000・約564円) 「UTAMA SPICE」 リップバーム(各Rp.22000・約188円) 「バリ・オーガニック」 アロマオイル フランジパニ(Rp.119000・約1017円)
「センセイシャ」 石鹸 右下から時計回りにシアバターソープ レッドローズ、ジャングルキャノピー(各Rp.20000・約171円)、ティートゥリー&レモンマートル、ティートゥリー&スペアミント、ブラックヴォルカニックサンド、グリーンティー&ハニー、ヘチマ(Rp.12500・約107円) 「センセイシャ」 バスソルト レモングラス(Rp.90000・約769円) 「センセイシャ」 ボディソープ レモングラス(Rp.120000・約1026円)
バリ・ソープ 左下から時計回りにフランジパニ、ココア、チュンパカ、マンゴー、レモングラス(各Rp.7900・約68円) 「モルト」柔軟剤 青とピンク(Rp.11200・約96円) 白(Rp.11600・約99円) 「マイカップオブラブ」 アロマキャンドル 左 ローズ(Rp.45000・約385円)、右 フランジパニ(Rp.40000・342円)
「マイカップオブラブ」 木彫り(Rp.250000・約2137円) フランジパニの絵(Rp.31900・273円) 「サマンサロビンソン」 ボウル(Rp.474000・約4051円)
「ハッテン・ワイン」 トゥーアイランド 「cocona」 ココナッツオイル 「indo food」 ソトアヤム、ナシゴレン、ナシゴレン・プダス(各Rp.4775・約41円)
「indo mie」 ミーゴレン(各3625・約31円) ブブール・アヤム(Rp.3300・約28円) 「Qtela」 テンペチップス・オリジナル(Rp.4490・約38円)
「Qtela」 テンペチップス・ダウン・ジュルッ(Rp.4490・約38円) 「Qtela」 テンペチップス・チャベ(Rp.4490・約38円) 「Qtela」 テンペチップス・海苔(Rp.4490・約38円)
「Qtela」 シンコンチップス(Rp.6090・約52円) 「Qtela」 スイートポテトチップス(Rp.5600・約48円)



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