JALのジャカルタ線は午前中成田発と夕方成田発、夜ジャカルタ発と早朝ジャカルタ発の1日に2往復。希望は当然ながら午前便で出発し、夜の便で帰国。時間だけではなく、こちらの方が機材もいいのだ。幸い帰りの便は空席があったのだが、行きの便がない。キャンセル待ちをかけてしばらく待ったが音沙汰なし。出発予定日まで2ヶ月を切った。空席を見てみたところ、夕方成田発の便なら空席がある。…ジャカルタ着が深夜1時、である。試しに乗り継ぎのガルーダ・インドネシア航空のサイトを見てみると、ジャカルターデンパサールの朝一番の便は午前5時40分発。これはきつい。かといって、ジャカルタで1泊するほど日程の余裕はない。少し迷ったが、行けないよりはいい、と覚悟を決め、特典航空券を手配した。ガルーダ・インドネシア航空のデンパサール線は、空港での待ち時間の負担軽減のため、ビジネスクラスにした。そしてデンパサールに着くのが午前8時半頃なので、「クイーン・ローズ・スパ」の到着日モーニングプランを予約。きつい行程であることは覚悟しての出発だった。

 飛行機の出発時刻は夕方だが、例によって午前中からラウンジ入りし、ひとりで酒盛り。搭乗直前にサービスのマッサージを受けて、搭乗時刻までの時間を過ごした。

やはり成田空港に来るとテンションが上がります サクララウンジ 本日のワイン スパークリングと白ワイン
赤ワイン 本日の日本酒
朝食
まずはスパークリングで乾杯
カレーのルゥだけいただきます 続いて赤ワイン
白ワインも お昼になって麻婆豆腐がメニューに加わりました 日本酒も少しいただいてみました

 長いと思われた時間も、だらだら飲んでいるうちに過ぎ、搭乗時刻になった。サテライト側に移動し、飛行機に乗り込む。ビジネスクラスのシートはSKY SUITEU。1−2−1の座席配列なので、全ての席が通路アクセス。事前指定しておいたのは、窓際かつ通路側の座席。隣がいないので気を遣わないのもいい。

<機内食のメニュー>

 和食
  関西地方の郷土料理を盛り込んだ献立

  〜京都〜 真如寺湯葉と小松菜のお浸し ちりめん山椒
  〜和歌山〜 胡麻豆腐 金山寺味噌
  〜京都〜 鱧南蛮 割酢ゼリー
  〜和歌山〜 海老艶煮と高野豆腐の白味噌餡掛け
  〜大阪〜 真蛸の湯引き
  〜兵庫〜 穴子八幡 鴨ロース煮 枝豆、酢取り茗荷
  〜京都〜 牛時雨煮と万願寺
  〜大阪〜 鰊麹漬 千枚胡瓜
  〜和歌山〜 めはり寿司 酢蓮根

  台の物
   いさき漬け焼と夏野菜添え

  炊き立てのご飯
  味噌汁
  香の物

  デザート
   ピンクグレープフルーツのムース

 洋食  東京麻布十番「山田チカラ」山田チカラシェフ監修

  オードブル
   スモークした穴子と茄子、フォアグラのテリーヌ バジルオイルのソース

  スープ
   冬瓜とベーコンのコンソメスープ

  メインディッシュ
   和牛サーロインステーキの夏野菜ソース ジャガイモのニョッキ添え
   または
   菜彩鶏のディアブル風 ベーコングリル添え

  メゾンカイザー特製パン

  デザート
   ピンクグレープフルーツのムース

 お好きな時に

  チーズセレクション
   各種チーズの取り合わせ 〜ワインと共に〜

  JALオリジナル麺
   らーめんですかい  うどんですかい  そばですかい

 ご到着前に

  おにぎり

  アイスクリーム


 乗り継ぎの時間を考えて、成田のラウンジやジャカルタまでの機内で少しでも睡眠をとっておこうと思っていたのに、眠ることができず、ビデオを見ているうちにジャカルタに着いてしまった。

搭乗時刻になりました SKY SUITEUのシート 大きな枕
まずはシャンパーニュ(ドゥラモット・ブリュットN.V.)で乾杯 機内食のメニュー 「ドクターX」を見ていました
オーストラリアのワイン、フォックス・クリーク “レッド・バロン”シラーズ2013
まずはオードブルとスープ、パンがサーブされました スモークした穴子と茄子、フォアグラのテリーヌ バジルオイルのソース 冬瓜とベーコンのコンソメスープ
メゾンカイザー特製パン 和牛サーロインステーキの夏野菜ソース ジャガイモのニョッキ添え
各種チーズの取り合わせ もちろんワインと共にいただきます
ピンクグレープフルーツのムース 到着前にはアイスクリームをいただきました

 ジャカルタ到着は予定時刻よりも30分ほど早く、0時30分。…こんな時こそディレイして欲しかった…。乗り継ぎの通路はこの時間は開いていないとのことだったので、一度外に出てターミナル2Fへ向かった。お、いい感じに冷房が効いている! すぐにチェックインはできないだろう、とは思っていたが、案の定、チェックインカウンターの番号は表示されていない。仕方ないのでほとんど人気のないロビーで座ってひたすら待つ。1時間ほど過ぎた頃にはあまりの眠気に頭が痺れて吐き気がしてきた。心の中で何度も、「二度とこの時間帯の乗り継ぎはしないぞ!」と叫び続けていた。

 午前3時。ガルーダの制服を着た人たちが続々と入っていくと同時に、セキュリティチェックの前に人が集まり始めた。チェックインカウンターの番号はまだ表示されていないが、Eチケットを係員に見せると中に入れてくれた。プレミアムカウンターでチェックイン。ラウンジはこの奥です、と言われたところに来てみたが、まだオープンしていない。でも電気がついていたのでもうすぐ開くだろう、としばらく待つとシャッターが開いた。この頃には眠気はピークを過ぎていた。ラウンジ内にはアルコール類はないが、軽食がとれるので、いくつか味見してみた。

全く人気のないl国内線ターミナル プレミアムカウンターでチェックイン
チェックインカウンターがオープンしても、しばらくはオープンしなかった国内線ラウンジ
飲み物はソフトドリンクのみです
温かいお料理
サンバルなどなど
ジュース

 そしてようやく搭乗時刻になった。ビジネスクラスは全部で12席。私以外は、いかにも富裕層です、というような一種のオーラを持った女性たちの集団だけだった(どうやら彼女らは著名人だったらしく、デンパサール到着時にはボーディングブリッジに報道陣が集まっていて、VIP用の出口へと去っていった)。
搭乗口へ向かいます ビジネスクラスのシート
ウェルカムドリンク 機内食 鶏肉のサテとご飯
パン フルーツ ヨーグルト
食後のコーヒー

 ついにバリ島到着!! 長い道のりだった。空港で「クイーン・ローズ・スパ」のスタッフと合流し、スパに向かった。「クイーン・ローズ・スパ」は、以前スパだけ利用したことがあったのだが、今回予約したのは「到着日プラン」。早朝着のガルーダ便に合わせて設けられたプランで、空港からの送迎、12時までのヴィラ利用と90分間のマッサージと食事、そして宿泊ホテルまでの送迎のパッケージだ。案内されたのは、2階建てのヴィラ。1階にプールとオープンエアのリビング、バスルームがあり、2階にベッドルームという間取りだ。

ウェルカムドリンク ヴィラに案内してもらいました
プライベートプール
時間がなくてプールは利用できませんでした
入り口の横にはトッケーのオブジェ
リビングのダイニングテーブル
テレビとソファ
階段下のスペース
冷蔵庫とミニバー
きれいな色のグラス
バスルーム
バスタブ
シャワーブース ここから2階に上がります
ベッドルーム
ベッドサイドのランプ
ゆったり座れるソファ
サンダル
リビングにも冷蔵庫があります ドレッサー
お茶とコーヒー
大きなクローゼット
バルコニー
ビンタンで乾杯!

 チェックアウトを済ませてから、90分間のマッサージ。バリニーズ・マッサージ、アロマテラピーマッサージ、タイ式マッサージの中から選ぶことができるので、オイルを使わないタイ式マッサージを選んだ。実はこの旅行の1週間ほど前からひどい背中と腰の痛みで、鍼と整体に1日おきに通っていた。しかも、長時間の移動によるむくみのせいか、足全体が触れただけでも痛い状態だったのだが、マッサージをされてもちっとも痛くない。あれほどガチガチに固まっていた背中と腰も楽になった。

 マッサージの後は、予めお願いしておいたナシゴレンの昼食。サラダとフルーツとジュースがついていて、見た目にも満足感の得られるものだった。

レセプション ロッカールームで着替えます
ダイニング 昼食をいただきます ナシゴレン
サラダ
食後のバリコピ



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